真野人

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勇者と呼ばれたあの青年は、世界ではなく自分の仲間を選んだ。
彼は迷うこと無くこういった。
「私は、世界なんてどうでもいい。私は、お前を選ぶほうが有意義に感じる。だから、頼む。
私の手を取ってくれ」
たとえ人から光と闇の狭間で闇を選んだ勇者と罵られたとしても、彼は仲間を選んだ自分を誇りに思っている。
 勇者なりの正義だからだ。

@光と闇の狭間で

12/3/2023, 8:47:59 AM