【1000年先も】
帰りが遅くなったある夜、俺は空を見上げた。冬の澄んだ空気によりいつもより星が輝いて見える。
そういえば昔、学校の授業で言ってたっけ。
今見えている星は実はもう存在していない可能性がある。
有名な星座じゃなければ同じ星を見つけるのも難しいけど、今こうして目に見えて、俺たちの世界で認識されているものが本当はもう存在しないと思うと、なんか少し寂しく感じるな。
あの光は存在してたことを示す唯一の証明。
…まぁ、無くなってるかどうかはわかんないけど。
たとえ消滅してしまう光があったとしても、これからずっと先の未来で、この綺麗な光たちが存在して行ければいいと思う。
2/4/2024, 9:37:17 AM