星 辰巳

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もしも世界が終わるなら、会ってくれるだろうか。

今日、自分の世界は終わるはずだった。

意中の相手に振られに行ったのである。
いくら結果が分かっているとはいえ、振られることには慣れやしないだろうと思っていたが…
思いの外、特に酷く傷付きもしなかった。

何故なのか考えてみた。
恐らく、理由は2つある。
①相手の言い方が優しすぎたし、また会える。
②叶うことではなく、伝えることを目的としていた。

この2つが重なった結果、世界は終わらなかった。
お題を見たときは「今日にピッタリのお題だなぁ」なんて思っていたのだが、違ったらしい。

ただまぁ、この世界はいつか終わる。
相手に特定の相手が出来たり、単に自分が死んだり。
その時は改めて、世界が終わった話をしよう。
後者の場合は、残念ながら書き込めなさそうだが。

さて、タイトルに戻る。
「世界が終わる」を概念的に捉えて話をするつもりが、そうではなくなったので直接的に考えよう。

「もしも世界が終わるなら、会ってくれるだろうか。」
うーん、会ってくれないだろうな。

向こうには向こうの会いたい人が居るだろうし、先約だって沢山居るだろう。
つまり、自分が入り込める隙など無いのである。
いやぁ〜残念、残念。

でも多分、自分はそんなに悲観しないだろう。
「会えませんか?」ってLINEを送れれば満足すると思う。
割とコスパの良い性格だなと思う、自分でも。

世界が終わるなら、どうせ皆死ぬしな。
意中の相手と同じ時期に死ねるなら、むしろラッキーなのでは無いだろうか。
ポジティブに捉えようとすれば、何でもポジティブに捉えることは可能なのだなと思う。

と、脈略のあるようでないような話。
全ては今日の異様な眠さのせいだ。
明日に備えて、早めに寝るとするか。

明日もきっと、世界は終わらないし。

9/19/2025, 9:32:53 AM