一筋の光
子ども時代に育った家は、ボロボロの木造で、サッシなどもちろん無く、夕方になるとガタピシと雨戸を閉めた。
ある朝、雨戸の隙間から一筋の光が差し込んでいたのだが、その光に、埃が細かくたくさん見えた。キラキラしてある意味美しいが、なんだかゾッとした。
普通の家に、当たり前にある埃なのだろう。でも、光が当たったせいで、改めて見せつけられると引くものである。タレントさんが、売れて光が当たったら過去の出来事を暴かれることもある。
光が当たる、差し込むというのは、良いイメージだけど、そんなこともある。
11/6/2024, 3:30:50 AM