t「魔法」
恋の魔法は恐ろしい。
君と出会って恋を自覚した瞬間から君の事で頭が一杯になってしまう。いつも頭の片隅に君がいて、君がどうしたら笑ってくれるか、どうしたら自分に興味を持ってくれるか、考えてしまう。
ゲームの通話でいつも通りを装ってはいるが、バレないかとドキドキもしている。君とするゲームはよく目なくしても楽しい。最近の楽しみは君とのゲームだから、この時間がなくなるのだけはどうしても避けたい。自分の気持ちが外に出ないように頭の隅の隅に居てもらう。もう居なくなって貰う事は諦めた。この幸せの一時のために自分に掛かった魔法に立ち向かいながら、今日も君の声色と共にゲームする。
2/23/2025, 10:18:22 PM