特別な夜
ジャケットを脱ぎ捨てる。
ネクタイを解いてシャツのボタンを2、3個はずすと、一気に呼吸が楽になる。
冷蔵から作り置きしていた、酒の肴とビールを取り出してそのままソファへ倒れ込む。
テレビもつけないで、無音の部屋でビール缶に手を伸ばし『プシュッ!!』と耳心地の良い音を立てて開ける。
ゴクッと飲むと、のどごしと旨みが体中に染み渡るのを感じる。
開けっ放しのカーテンからは満月が見えた。
「はぁ…これぞ、特別な夜だな。」
思わず満月に向かって乾杯した。
1/21/2026, 10:53:23 AM