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人付き合いに潔癖のきらいがあるアタシの胸の内に、アンタは土足で踏み込んできた。心底うんざりしたものだ。またか、こいつもか、って。それなのにアンタはまだアタシの隣に居るし、アタシもアンタの隣で笑ってる。耳に心地のよい声をいつまでも聞いていたかった。時間よ止まれ。アタシが魔法使いだったら叶えられたのかしらね。

2/16/2025, 12:17:02 PM