机に向かうこの時間は、好きとまではいかないが嫌いとも言えない。扉をノックする音に返事を返せば、少し軋んだ音と共にふわりと優しい紅茶の香りが部屋を満たす。アールグレイに混ざる珈琲が彼の訪問を知らせてくれた。どんなにつまらないことでも、君が来たと教えてくれるその香りを楽しみに頑張れるから。【つまらないことでも】
8/4/2022, 11:36:39 PM