『幸せとは』
禍福は糾える縄の如し。
辛くてしんどくて良いことなんて何もないと思っているこの時が、後で幸せへと繋がる細い糸になることもある。
そしてそれは逆のことも言えるのだ。一寸先は闇である。
幸せとは、なんて真面目に考え出すとロクなことにならない。
些細なことで一喜一憂するのが人なのだから。
今日は手に手を取って微笑みあっている者が、明日には罵り合い唾を吐いているかもしれない。
意味のないつまらない毎日が、後から薔薇色の日々に思えるかもしれない。
幸福も不幸もなく、ただいっさいは過ぎてゆく境地に至るやも――
せめて笑っていられるように、地味にコツコツやるだけですよ。
1/5/2025, 9:54:07 AM