"特別な夜"
ある夜になると、星空が輝き出す
キラキラと眩いほどに煌めき始め、昼間と相違ないほどになってしまう
そうなってしまっては困るので、夜空へ飛んで星を摘み取る
ぽこっと手元に残った星を口に放り込んでみると、
とろとろとチョコレートのように溶けてしまったり
ふわふわとマシュマロのように柔らかくなったり
はたまたパチパチととある駄菓子のような驚いた食感になる
雲に座って、未だ光る街並みを見つめながら星の食感を感じている。
…ええ、ええ楽しいですとも
ですけれど、夜空が明るくなってしまっては困りますものね!
美しさというものは、多ければいいというものでもない
儚さが愛しいと感じるように。
夜が明けてしまっては戻れない
白んでくる空に慌てて駆け降りた。
1/21/2026, 12:49:13 PM