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優越感、劣等感…

昔から明るく、人見知りがなく、面白く、どの年代の相手にも分け隔てなく接して、誰とでも仲良く出来る、女たらしでもあり、男たらしでもあり、人たらしになった。

女の子からは、姉御。
男の子からは、男前。

それは、大人になっても変わらない、他人から見た私の良いイメージらしい。

今まで私に関わってきた殆どの人の悩みと、愚痴と、相談を聞いてきた。

明るくて優しい雰囲気には、人は寄ってくる。

私は、相手に合わせる…ただ寄り添うだけ、話をじっくり聞くだけ、弱っている相手の肩を抱き寄せることもある、感情移入して一緒に悩んで泣くこともある。

それは、目の前にいる女も、男にも。

でも、誰にも打ち明けたことはないけれど、明るく面白く優しくしているのは、努力しているから…
誰にでも打ち解けようとしているのは、どんな人も差別したくないから…。

私の、内側の部分を誰も知らずに、明るくて悩みがなさそうだよね!人が黙っててもあなたに寄ってきて楽でいいよね!あなたは強い人だから!…と妬みを投げつけられる事も 多い。

私は誰にも、相談しない。
誰も私の、内側の黒い渦巻きを知らない。

殆どの人は、男も女も相談に来る人は、既に、答えを持っている…ただそれの後押しをして欲しいだけ。

私が好きな人は、別の人が好きで、その恋愛相談の悩みを受けている…。

真剣に、全力で相談に乗るけれど、こんな時いつも
ああ…人たらしの 男前発動中だもの、私にはその人より魅力が無いんだ、女として見られていないんだな…と打ちのめされている事は、当人には解らない。

人生は、優越感と劣等感の合わせ鏡。

表では、頼られている自分に酔って全力で挑む顔。
裏では、胸の奥の黒い渦巻きに飲まれ、地の底に叩きつけられて歯を食いしばっている惨めな顔。

けど、こんな性格は、変わらない。

下を向いて苦しそうに、悲しみに耐えて、辛そうな人を、放ってはおけないんだな。
それが、自分の好きな相手でも、どんな人でも。

いつしか、姉御も薄れて、今は男前1本になってしまったけれど、何処かで本当は下を向いたら、ポタポタと涙を落としてしまいそうな位、気を張っている私に、気付いてくれる人が出来たら…

もう少し、肩の力を抜いてもいいかな…。

人の悩みや愚痴を聞くと、自分の負の渦巻きと同化して辛く重い時が、あるから。

まだ、もうちょっとだけ、今は大きく足を開いて踏ん張って、女たらしの、男たらしの、人たらしで、頑張っていこうかな!

受け止めるよ!
かかっておいで…





*読んで下さり ありがとうございます*



7/13/2023, 12:48:25 PM