地元に帰り、かつての友人がしばらく前に亡くなったことを知る。成人式で近況を話し合ったのが最後であった。いつ亡くなったのか、なぜ亡くなったのか、本当に亡くなったのか、近所にあった家はすでに転居し、わからない。
数年前、京都を訪れたとき、進学で付近に住んでいた彼に電話したことがあった。番号は変わっていて繋がらなかった。
あのとき電話が繫がっていたら何か変わっただろうか?それとも、すでに亡くなっていたのか?
突然訪れる別れは、実はゆっくりと、見当もつかないところで進んでいるのかもしれない。
再びあの友人と、自分の人生が交差するときがくると、確信している。旧友と会うとき、その生死は関係ない。
5/19/2022, 5:42:41 PM