「答えは、まだ
決まっていないから面白いんじゃないか!」
声高々に宣言するあなた。
あなたはニヤリと笑って、こちらに視線をよこす。
「答えは、まだ
決められない。急がないと。」
そう、ボソッと呟く私。
あぁ、うらやましい。
この状況で明るさを保っていられるあなたに、
少しだけ、イラっとする。
今も、メンバーの1人の相談にのっているあなた。
余裕があるんだな。と思った。
私の周りには、誰もいない。
私は自分の作業に戻ることにした。
すっかり、暗くなったオフィスの中でブルーライトの光がひとつ付いている。
こんな、遅くまで私と誰が残っているんだ?
光の出所はあなただった。
机の上には、エナジードリンクの空き缶が無数に
転がっている。
あなたはバッと顔をあげて私を見た。
いつもの笑顔ではなく、驚いた顔だった。
まさか、自分以外に残っている人などいないだろうと
思っていたのだろう。
ふと、私は、あなたの机に目を落とした。
つかれた。
子供のような字でメモ用紙に落とされていたその言葉に
目が留まった。
答えは、まだ決まらない。
だけど、あなたと今日を諦めることは、もう決まった。
9/16/2025, 12:45:16 PM