木漏れ日の跡(914.6)
日本アルプスの山々に登っていた事がある。
自然は好きだ。
土の地面を歩くと立ち昇る匂いや、目に優しい緑、圧倒される大岩や切り立った崖、美味しい空気に、可愛い高山植物など。
「木漏れ日の跡」というお題からは、登山に向かう道中、森林限界を越える前、天気が良い日には木々の隙間から漏れる光のシャワーが地面にくっきりとした陰影のまだら模様を描いていた光景を思い出す。
今は体力と熊が怖くて山に行きたいとは思えないけれど、自分でお湯を沸かして山の上でコーヒーを飲むロマンを叶えた日の事とか、雲ノ平山荘でいただいた粕汁が最高に美味しかった事とか、大雨に降られて全く景色を堪能できなかった登山で地図の稜線を埋める楽しみを教えてもらった事とか、槍ヶ岳のとあるテント場にあるトイレで衝撃的な絵面を見た(詳しくは汚い話なので自粛)事とか、思い出がたくさんある。
とはいえ、これらは結構昔の話だ。
創作に使える知識や経験を、特にここ数十年、意識して収集できていないなと反省。
時々こうして創作ではないものでお茶を濁しながら、今後少しづつ新たなネタや知識をリアルの世界から拾って創作に活かし、書くことを楽しみたいと思う。
11/15/2025, 2:03:38 PM