一筋の光
何年前だろうか。私が夢などを持たなくなったのは。
私が夢を持たなくなったのには理由がある。
4年前、とある戦闘ゲームが流行っており、クラスの男子に一緒にやろうと誘われた。
学校で教えてもらったゲーム名を検索し、フレンドに追加する。
すると、いきなり対戦マップに友達を連れてきて、初心者の私に
「雑魚」「○ね」「黙れよ」「馬鹿」「ク○」
「デブ」
など。まあ本当だから仕方がないのだけれど...
勝っても
「チートだろ」「まぐれだからww」
などの言葉。
そこから私は保健室登校になった...が、運悪く担任はそういう生徒と向き合ったことが無いのか
「よし!行こう!」「なんで来ないわけ?」「○○さんがいないだけで話し合いとか延びるから来て」
などの言葉を向けられた。見えていない所で傷付いてる人もいるのになあ...なんて思った。
その数ヶ月後、私もそのゲームに慣れてきて相手にも勝てるようになったし、学校に行かない理由を担任にもきちんと話して男子に謝ってもらったが...反省をしていないのか教室でも
「馬鹿」「アホ」
などと言ってきた。
昔からの夢で「ゲーマーになる」と言う夢があったがその夢も無くし、そこから夢はもう作らないようにした。
けれど、カウンセラーさんにお話を聞いてもらってからは一筋の光が差した気がして。
勇気が貰えた。
「ゲーマー」という夢は諦めちゃったけど、今の私みたいな子に寄り添うことが出来る職業に就きたいな、と思った。
───────実話───────
11/5/2023, 1:28:37 PM