わたしの世界は生まれた頃から黒色で埋めつくされていた。その理由は私が目が見えないからだ。小さい頃から母親に「どうしてお前は目が見えない上に馬鹿なんだ。お前なんて産まなきゃ良かった。お前はこの家の恥だ。」そう言われた。その日からわたしの世界はもっと黒くなった。何もできない自分が悔しかった。だからわたしは必死に点字を学び障害の子たちが通う学校で一番になれるように頑張った。でも一番になっても母はこちらを向いてくれなかった。お姉ちゃんは振り向いてくれた。するとわたしの世界が少しだけ灰色に変わった気がした。わたしはこれからも母に振り向いてもらえるように頑張りたい。そして目を治せる医療を点字で学びたいと思う。
4/18/2024, 11:15:09 AM