また明日
短くて易しくて難しい、小さな約束。
「また明日ね!」
会おうだとか、話そうだとか、何かを共有しようだとか。
そんなのひっくるめての別れの挨拶。
ささやかな再会を望む言葉。
「また明日!」
子供らが同じ言葉で手を振り合う。
そういう情景が似合うのは、きっと今のような夕焼け前の公園などだろう。
季節が移ろって時を重ねても。
“明日”が“今度”に変わっても。
今のような笑顔がこの子達に続いたらいいなと、私は通りすがりにかすかに願ったのだ。
5/23/2024, 12:11:26 AM