かめ

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「君と」

リリーの元に1つの招待状が届いた 。

~招待状~
ルース·アルベルト様の誕生パーティーへ
貴女を招待致します
一同貴女様が
お越しに来られることをお待ちしております。

3月12日の午後8時より開催されます。
入場の際は小柄な門番に 、
この招待状を御見せください。

ユースベル城

ルース·アルベルトとは今まで社交界に一度も出たことがなく,顔を見たことがあるものは誰もいないと言う、有る意味有名な人物だった。

リリーは少し考えた後、とある手紙を送った

3月12日の午後8時半、
少し遅れて登場したその人はどこかの国の王女のような美貌に豪華で華やかでありながら目立ちすぎないドレスを纏った女性だった。
彼女こそリリーであった。

リリーは回りを見渡しルース·アルベルトであろう人物を見つめた。そこから少し失望したような素振りを見せ、メイドか持っていたグラスを一杯もらい、テラスへ向かった。
扉を開けると、神の使者のように美しい美貌を持った男がいた。
リリーは急いで出ていこうとした、すると手招きをしリリーを呼び止めた。
『こんばんわ、お嬢さん貴女はどちらの方なのでしょう』
リリーへ質問をしてきた。
「こんばんわ、其方こそなんと言うのでしょう?」
『あぁ、失敬私は…」
「言いたくなければ結構ですわ」
リリーがそう言うと男は安心したような顔を見せた。
すると、優雅な音楽が流れ始めた。
『私と踊っていただけませんか?」
男が問いかけた
リリーは、頬を少し赤らめながら答えた
「私でよければ」
『‥実は貴女に伝えたい事があるのです』
彼がそう小声で言った
『私がとある国の王子でしたら貴女はどうしたでしょう、」
リリーも小声で彼へ話しかけた
「もし私がとある国の王女だとしたらどうします?」
リリーが問いかけた。

アルベルト様は少し黙りこくった後、真実に気づいたように少し笑みを浮かべた後問いに答えた。

『貴女が王女であろうと無かろうとこの美貌を持った君に惚れない男などいないでしょう』
微笑みながら答えた。


その日、発表があった。ユースベル王国、王子ルース·アルベルトとスーズ王国、王女コベニア·リリーの婚約が発表された。
だが、発表されてる時でさえもその二人は姿を現さなかった。何故かと言うと…
夜空の下で1組の男女はまだダンスをしていたからでしょう。

おわり







物語を初めて書いてみました。変になってしまいました。次回はもっと頑張ります!!




「手紙シリーズ」No,1

4/3/2025, 1:15:33 PM