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今日も藍空に命が瞬く。
遥か彼方で彼らは生を燃やす。
そうしていつか光を散らし終えた時、
何処へ行くのだろう

同居人は饒舌に、夢を見る様に語ってみせた。
…生憎君と違って私には理解出来ないな。
どの命であれ尽きればそこで終わりだ
科学的根拠でも残るのならば、話は変わるけどね?

先程の主張と正反対な皮肉ぶった私の言葉に、
流石に怒るかと読んでた本から視界を上げれば
そこにはクスリと微笑む同居人
幼い子供を諭す様に、静かにこう続けた

「でも、私は貴女に巡り会えましたよ」

ぱちくり、と言葉の意味を噛み砕いている間に
ではお先失礼します、と素知らぬ顔で去っていった
問い質したい点はあったが、言葉に出来ぬまま
ただ、かの人物の星の様な瞳に気を取られてしまった





10/3/2022, 3:30:40 PM