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『重み』



 君の制服の袖をつかむ
 君が振り向くと同時に、君の名前を呼ぶ
 そうすれば君は、驚いて名前を呼んでくれるだろう

 でも…。

 私には、そんな勇気ない
 君の背中を追いかけるだけで精一杯で、喉はカラッカラに乾いている

 ほんのちょっと
 あとほんのちょっとの勇気があれば、この想いは届いたのかな


 まだ諦めたくない。
 残された時間は少ないけれど、いつか上手くいく

 君が私の名前を呼んでくれるまで、私は何度でも手をのばすよ。

7/21/2022, 6:07:27 AM