『あめあがり』
あめあがりのそとにて
陽の光がポカポカと湿った地面を照らしている。
草花に取り残された水滴が
私の目にギラギラ光をさす。
歩道にできた、水溜まりもみんな
終さっきまでの事を物語っている。
通り雨のあとのあめあがりに
今度は他の人を濡らしにいくのでしょう。
雨雲さんのあなた。
私の部屋にも陽がさして、
あなたからもらった多くのものを照らしている。
感傷にひたっていようがいなかろうが、
場違いに晴れた陽の光は無慈悲にも
湿った私の心をジリジリと照りつけるのです。
9/26/2025, 7:43:31 AM