ススキを取って来てって、母から頼まれたのでテクテク歩いている!周りは全てススキだ、自分より遥かに大きいススキの林の中に居る。カサカサ、カサカサと風に揺れるススキの中で一番立派なのを刈る。抱えて帰ると、立派なのを刈って偉い偉いと褒められる。ススキは、懐かしい様な寂しい様な複雑な物だ。もう誰も褒めてくれないし、一緒にお月様を見てくれる人も居ない。でも、お月さまは変わらずに居てくれる。
11/10/2024, 1:39:58 PM