永遠なんて、ないけれど
ずっとずっとこの時間が続けばいいのに
そう思っていた時間はいつのまにか遠い過去
無邪気に友達と毎日のように遊んでいた子供の頃、
県外で一人暮らししながら、
勉強、バイト、毎日のように友達と遊び、
軽音楽部の仲間と練習して、舞台に立った、
私にとってまさに青春時代と呼べる大学時代、
大学を出て、もう10年以上になる
初めて恋人と付き合った甘い恋愛の日々、
結婚してみんなに祝福された新婚生活、
どれも過ぎ去ってしまった素敵な思い出たち
2度と戻ってくることはない青春のかけら
今、娘は1歳半になる
愛しくてたまらない可愛い娘だ
私にくっついて離れないこの小さな手も、
ずっと小さなままではいない
いつか私の手など必要ないほどに
立派に成長して巣立っていくのだろう
時の流れは残酷に、ただ淡々と進んでいく
それは、とても儚い
その渦中にいるときは、
この時間が終わるなんて思いもしないのだから
終わってしまって、その時間の大切さに気づくのだ
人はなんて悲しくて、儚い生き物なんだろう
だからせめて、
永遠には続かないこの時間の幸せを、
噛み締めながら前を向いていく
きっと未来には別の幸せが待っているのだから
9/28/2025, 3:09:42 PM