23 8月31日、午後5時
◇ほんわかBL注意◇
俺は今、とても焦っている
めっちゃ走ってる
『宿題うつさせて!!』
夏休み最終日、ギリギリまで貯めた宿題を終わらせるべく、幼馴染の優等生を頼る
「今年も貯めてたんか。お前はいい加減自分で、、むぐっ!」
『ええから早く!』
説教が始まりそうな口を塞ぐ
幼い頃からずっと手伝ってもらってるので遠慮なんてない
罪悪感なんて宇宙の彼方へぶっ飛んでいた
「まぁ、来ると思ってたから机の上置いてある」
『マジでありがと』
ダッシュで部屋に入り綺麗な文字を汚ぇ文字でうつしていく
「うつし終わったらかせ、丸つけするから」
飲み物を持って来てくれるのも、手伝ってくれるのも相変わらずだ
『ほんまにいつもありがとな』
「ほんまに、何時になったら自分でするんだか?」
『多分一生無理』
「じゃあ、僕がずっとお世話しないとやん」
『えぇ、ずっと一緒にいてくれるん?』
「僕が居らんと生きてけへんやろ。お前は」
そう言って頭を撫でてくる
『お前がおったら、一生ダメ人間になりそー』
そう言って抱きつく、小さい体はすっぽり俺の腕の中だ
「ある程度は自分でやれよ、、、あと暑いから離れてくれ」
『ええやん、ええやん』
俺がクーラーの温度をめっちゃ下げて合法的にくっつ居たのは8時を過ぎた時だった
8/31/2025, 10:42:37 AM