怖がり
私は八方美人な性格だった。
誰にでも良い顔をする、薄っぺらい性格だった。
私は家の都合で、何度となく引越しをした。
その度に、私は新しい人間関係を作らなければならなかった。
小学生、中学生と学年が上がるたび、人間関係を構築するのは難しくなっていった。
その頃は、一人になるのが怖かった。
誰でもいいから友達が欲しかった。
その為には、八方美人でいるのが一番都合が良かったのだ。
子供を育てる中で、ママ友達も欲しかった。
ただ、ママという存在は、子供のこととなると
手のひらを返したように、急に攻撃してくるのだ。
友達が一人、ママ友達との人間関係に疲れて、うつ病になった。
その友達が言っていた。
「ママ友達なんて、狭く浅く付き合うのが一番なんだ」
「本当に必要な友達は、一人二人いればいい」
私も、目から鱗が落ちる思いがした。
私は、何を一生懸命になっていたのか。
どうして、たくさんの友達を作ろうとしていたのか。
友達がいなくても怖くないのではないか?
私は無理をしてまでママ友達と会うのをやめた。
私の方から誘うのをやめた。
始めは、「なぜ誘ってくれないのか?」とか、「冷たい」など、非難された。
そのうち、私の周りには、ほとんどのママ友達がいなくなった。
今、私の周りには、友達は少ない。
でも、今の私は怖くない。自由だ。
3/16/2026, 12:53:46 PM