私は今、
どの道を進むのがいいか分からない。
歴史には、「もし、……だったら」と仮定して話をすることができる。
今を生きる私には、「もし」なんて存在しない、
いつでも、今この瞬間の選択が、答えになっているのだから。
後悔しても、最悪な結果になってしまっても、
後悔している「今」しかない。
「あのとき、ああすればよかった」
そんなことを思うことさえ、今を過ごすための選択の一つになってしまう。
後悔するのか。
気にせずに次に行くのか。
すべてのことには、自分の意思で考えたことが反映される。
嫌だと心の大半で思っていても、
ほんの少しだけある怠慢がそこから自身を抜け出せさせないのだ。
それは誰にでもあるもの。
自分を責めることはない。
ただ、今や未来を形作ることができるのは、
「今」の私しかいない。
人は言う。
後悔しない選択を。
そんなの分からない。がむしゃらに、根拠なく自分を信じて、停滞したり、進退したりを繰り返しながら、過ごすことが、人生に課せられたものなのだろう。
先は真っ暗で、答えなんて見ることはできないけれど、足元だけ照らされておぼつかない足取りであっても、
自らが作り出した岐路を歩んでいこうじゃないか。
6/8/2024, 4:19:12 PM