縦横に広いテーブルがあって。
正方形の紙や、布の切れ端、糸やボタン、花びら、
結晶、砂、星、葉っぱ、
そういったものが多彩に散らばっているとするでしょ。
好きなように織ってみて。
まずは素材を選んで、次に色やかたちを選んで、
だけどもし、テーブルのうえのそれらが境界もなく混ざりあって、川のように流れ出したら?
手触りもかたちも消え去って、最後にあなたは色を探す?
――何だって、選べるほうが深みが増すかも。違いがあったほうが面白いかもしれない。交じり合うことは混ざり合うよりも健全で、理想的で在りたいとも。
そしていま目の前に、にじんだ色々が流れている。
あなたはスポイトを手に取る?
染料にするため?
抽出した一滴がなみだのように無色透明だったとしても?
【色とりどり】
1/8/2026, 2:16:00 PM