星空
子供の頃。夜空の王様は月で、星は家来だと思っていた。
満月のときは、王様が得意げに夜空を歩く日。そんな時は、家来は怯えて姿を隠してしまう。
逆に三日月ぐらいのときは、王様もちょっと元気がないので、家来は安心して顔を見せる。
そんな感じ。
実際には月の方が小さいんだろうけどね。
現実世界では、やはり後者が理想かな。総理大臣とその他の議員。両者がバランス良く共存する空。
現職を鑑みると、リーダーシップも必須だなとも思うので、三日月よりは半月、ぐらいまでの存在感はあって欲しい。
そう考えると、満月のときは恐ろしいな。圧倒的な総理の輝き。その光が正しい方向を指すならいいが、そうでないことを考えると……。やはり半月ぐらいでちょうどいいかな。
ただ、満月の空でも少し変わったケースもある。並の議員なら、満月の輝きに鳴りを潜めるものだが、負けずに輝く星もいる。金星、木星、シリウス、ベガ、アルクトゥルス。
夜空が満月だけのもの、とはさせないぞ、という勇気ある星たち。そういう議員もいてほしいよね。
果たして彼らの放つ輝きは、次代を照らす光となるか。乞うご期待。
7/5/2024, 11:33:16 PM