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【君の背中を追って】

記憶の中の君は
いつも誰かを喜ばせようとして
おどけて笑っている

今はもう君は居ないけど
いつだって昨日のように
懐かしんでは
少し胸がチクっとする

私はあまりにも幼すぎて
君の何も知らなかったような
そんな気がした

それでも君が大好きだった

なぜなら君が私を大好きだって
君が私を喜ばせようとするたびに
伝わっていたから

君が私にくれたものを
今度は私が誰かに渡したい

君がくれた愛を
絶えず渡し続けられるだろうか

君のような
朗らかで愛のある人になりたい

お彼岸にそんな願いを込めて
君に伝えたい

もう心配しないでね、と



6/21/2025, 10:34:03 AM