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今年、アセクシャルについて初めて知った。
偶然見かけた作品がその足がかりになった。

その作品で描かれた無性愛者には
「性的欲求は希薄ながら存在する。
しかし性的魅力を特定の誰かにしか感じない。
また、性的魅力、性的欲求を感じる瞬間も、自分ではほとんどコントロールできない」
という性質がある。
身体と心が乖離してるみたいだ。

そんな自分を「まるで何に対してもいがみあう老夫婦のよう」と形容したり、このキャラクターは自分のセクシュアリティに強いコンプレックスを抱えている。
物語の中で、このコンプレックスを完全に解消する事はない。しかし、このキャラクターが作品に登場し、その悩みを話の主軸においたことで、作品は、アセクシャルの人々、自覚がなかったアセクシャルの人々の救いになった。
これが素晴らしいと思う。

僕にとっても学びになった。
アセクシャルは、必ずしも性的な触れ合いに嫌悪感を抱く訳ではなく、むしろ、性的な触れ合いを恋愛間でのみ発生するスキンシップのように捉えて、やりたいと感じる人もいる……等。
アセクシャルと一口に言っても、さまざまな特徴があるんだな、その人その人の話をよくよく聞いて、しっかり理解する事が大事……と思った。
「自分の勝手な価値観や、先入観から、決めつけない」は何に対してもそうだが、いつも難しい。心がけたい。

3/26/2025, 11:58:29 AM