自分ができる仕事さえ分からないから、未来への鍵をいくつも手にしても、やがては埋もれていき、自己の失望により窒息してしまうだろう。
金欲しさにできぬ仕事に手を出して、自ら破滅する結果と一体どちらが悲惨か。世間様はやたらと比べたがるが、その行為さえもできぬ仕事の末路と同じだ。
自身の行く末を開く鍵は、ポケットにうっかりと入っている手頃な大きさと軽さと覚えやすさでいい。
矢立のように、ものを書きたくなった時にすぐに筆を持つぐらいの身軽さがちょうど良い。
息を吸うように筆先で文字を書くように、未来も呼吸と共に開け放つぐらいが、生きやすいだろうよ。
(250110 未来への鍵)
1/10/2025, 1:01:14 PM