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夜明け前




「つ、疲れたぁ…」

宿題あるの夜に気付いて急いでやったけど…

「あんらぁ。明るいわぁ。」

窓の外を見ると、少し明るくなっていた。
時計を見ると

「3時半……。」

3時半って明るくなり始めるんだなぁ(脳死)

「……今から寝るべきなんだけど…。」

恋人がベッドで寝ていると思うのだが、
起こしたくないんだよなぁ()

「こっそり行けば大丈夫かな…?」





ドアをゆっくりと開ける。

「…。」

起きてない。

「セーf」
「何がセーフだって?」

………

「…おはよう!」

「……誤魔化しても意味ないからな?」

だめだった。




ぱっと目が覚める。
隣に恋人がいない。
時計を見ると3時半を指していた。

「……はぁ。また夜更かしか。」

俺の恋人は、よく夜更かしをする。
元々隈ができやすいタイプなのか、
隈は常にある。
慣れすぎて隈が無くなった時は
びっくりするくらいだ。

「…そろそろ来るか。」

足音が聞こえる。
宿題が終わったのだろう。
次からは一緒にやらないとな…。

ドアがゆっくりと開く。

「…。」

寝てるふりをする。

「セーf」
「何がセーフだって?」

明かりがでてきてる時点で全然セーフではない。

「…おはよう!」
「……誤魔化しても意味ないからな?」

目の前の恋人は俯く。

「…ごめん。」

そう言って抱きついてくる。
………可愛いと思ってしまったことを許せ。

「…いいよ。でもさ、次は俺手伝うから言って?」

そう言って恋人を包む様にハグをする。

「うん…ありがとう。」




「……いい加減寝よっか。」

時計は4時を回っている。

「……ごめん。」

しばらくハグをしていたみたいだ。

「…俺が朝準備するからさ、ギリギリまで寝てて。」

「えっ。」

正直ありがたいが…

「…多分僕、ぶっ叩いても起きないかもだよ?」

「その時はおぶって学校行くよ。」

「…頑張って起きるね。」

「頑張れ。」

ニッコニコの笑顔でした。  by 僕




「おやすみ。」

「うん、おやすみ。」






9/13/2024, 2:18:31 PM