街の明かり結局、何も知らなかったんだ。表面的なことばかり話をして、知った気でいたんだ。わかったつもりになっていたんだ。今もこうして気まずい沈黙が続く中、君の表情が曇るのがよくわかった。ああ、せめてもっと暗いところだったら、よかったのに。真夜中に程近い時間なのに、街が明るすぎるから。読めもしないその表情を見つめながら、別れを告げた。
7/8/2023, 2:16:46 PM