身体を温めても温めても寒いという日が続いていました。
熱は何度測ってもありません。温度計はいつも非情に平熱を示してきます。あなたは正常ですよ、休む資格なんてありませんよ、と突きつけてくる、冷たい大人のような体温計。
しかし寒い。寒波のせいかと思い、家族に、寒い、と言うと、そう?と返されます。
私だけ、なのでしょうか。
私の身体の血が、氷水のようにキンキンに冷やされて、それが身体をくるくると流れているような感覚で、非常に奇妙です。
気づけば毛布にくるまって、病人のようにじぃっとしてしまうのです。
「ああ、でも私は病人じゃ無い。平熱なのだし、寒いこと以外は不便ない。これではずる休みだ。」
そんなことを考えると、またさらに一段階体が冷えるような気がしました。心臓に雪が降り始めたのだと思いました。
ずる休みなんて言葉を考えた人は、優秀で働き者だったのでしょう。しかし、自分と違う人の気持ちを考える能力に関しては乏しいところがあったのでしょう。私ならもっと人に寄り添えるし、「ずる」なんて言葉と「休み」なんて言葉を一緒にしないし、その点では私の方が優れている。
そう思うと、またさらに足先がしんみりと冷える。私は私を慰めるのが苦手なようです。
寒い。
寒い日が、続きます。
1/11/2026, 2:55:51 PM