やさしい雨音
初老のマスターが1人で営業している喫茶店の窓際
そこで読書をするのが私の癒しの時間だ
席に着いた時には日差しが入って明るく、読書するには丁度いい
夢中になって読み進めていると手元が薄暗くなっているのに気が付いた
窓の外を見ると暗い雲が空を覆っていた
(曇ってきちゃった…)
ぼーと空を見上げているとポツポツと雨が降ってきた
「お嬢さん、2時間ぐらい降るみたいだよ」
「そうなんですか?
雨宿りして行ってもいいですか?」
「構わないよ」
マスターはニコッと笑ってくれた
マスターに紅茶のおかわりをお願いして、優しい雨音を聞きながら読書の続きを楽しむ
5/27/2025, 9:55:25 AM