相合傘
どうか、止まないで。
そう、切に願っている。こんな風に思えたのは、世界できっと、あなただけなんだよね。
雨の音にかき消される心臓と音。
重力に沿って雨が降り、傘には跳ねる雨の音。
あなたと聞くこの雨の音が、心地よくて、大好き。
ああ、止んでしまう。ぽつりぽつりと、消えていく雨の音すらも、尊くなる。
「雨、止んでほしくないね」
ああ、と曖昧に頷く私。雨の音、あなたも好きなの?あなたは、私と同じことを思っているの?どうして、あなたを守る傘に、私をも入れてくれた?
隣にいるのに、教えてほしいことばっか。
雨上がりの太陽って、どうして、こんなにも強くて、空は青いんだろう。日焼け止めも塗ってないのに、日焼けしてしまう。
でもそんなこと、どうだって、よかった…
6/19/2024, 10:13:44 AM