極星

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たまには昔みたいにあなたに飛び乗りたい。そう、子供みたいに。穏やかな風みたいに。
背中側からこそりと飛びつき、大きく叫び声をあげるくらいに、もう一度あなたを驚かせて。
そうしたらきっと、この胸から冷たい何かが流れ落ちていくのが止まるはず。

ねぇあなた、何故僕に逢いに来てくれないの? ずっと、約束した通りに、僕はいい子で待っているのに。
あなた以外を記憶することも拒否したし、会話することも放棄した。それでもあなたは来てくれない。
あなたの活躍を伝える風の便りだけは、遠く離れたこの場にも届くのに。

3/5/2026, 11:12:43 AM