Frieden

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「わぁ!」

今日も賑やかな一日が始まる。

「ニンゲンしゃん!あしょぼー!ボクあしょびたいー!」
「はいはい。朝ごはん食べてからなー。」
「はい!はいっかい!だよー!」

「ニンゲンくん!朝ごはんならもう出来ているよ!食べるだろう?ほら!はやく座って座って!」
「わぁ!あしゃごはんなのー!」

小さい子は何見てもいい反応するよな。
……なんだか羨ましい。

「ニンゲンしゃー!だっこ!おいしゅ!おしゅわりなの!」
「はい。」「ありがと!」

朝ごはんのおにぎりを嬉しそうにもぐもぐしている。
「⬜︎⬜︎のはツナマヨだよー!」「ちゅなまよ?おいちい!」
「ちなみにボクのは明太子だよ!」「わぁ!めんたいこ!」

「おにぎりおいちいね!⬛︎⬛︎ちゃ、ありがと!」
「ふふふ……(我が兄ながらかわいい……)!」

その後も、平穏で賑やかな日常は続く。

おもちゃで遊んだり、絵を描いてみたり。
小さな機械のこどもはいつも笑顔だ。

「ニンゲンくん!今日は大変だっただろう?⬜︎⬜︎は、たくさん遊んで夕方なのに寝てしまった!きっととっても楽しかったんだろうね!どうもありがとう!」

「あ……言うほどでもないよ。」
「いや、随分と助かっているよ!」

「ね、⬜︎⬜︎。」
自分に抱っこされて眠っているきょうだいに聞いている。
「わぁ、んむー……。」

「……なんて言った?」「ありがとうっていってたよ!」
本当か……?

「まあいいじゃないか!それじゃあ、そろそろ晩ご飯の支度をするよ!キミもなにか手伝ってね!」
「はいはい。」「はいは一回だよ!」「はい。」

賑やかな一日も、そろそろ終わりそうだ。

明日も楽しく過ごせたらいいな……なんて思って、自分も晩ご飯を作り始めた。

1/27/2025, 3:54:36 AM