【透明な水】
この世界において水はとても貴重なものだ。
雨や川という概念はあるだが大事な文明がない
知っていたとしても1部のヤツらだけだ。
ここの川の水はとても濁っていて飲めそうにないし飲んだとしても重い病気になって死んでしまうだろう。
実際俺の叔母はそうだったらしい。
幸いにも父が水の濾過(ろか)について知識があったおかげで俺や妹にもその知識がある。
二度と同じ事を起こさないように父は周りの人に濾過について教えた。
しかし、争いが起きた。
文明が進んでいない都市からだ。初めはちょっとした言い争いだけだった。
ただ〚綺麗な水を分けてくれないか〛それだけだった。
この世界、水は貴重だ、その所為かそれを拒否した。
分ければこうはならなかった交渉すれば良かったそれだけなのに何故か拒否をしたその結果が招いた争い…。
もう嫌だ…。
こんな事になるならこの世界に生まれなければよかった。
ねえ、なんで?どうして争おうとするの?
いつになったら平和は訪れるの?
そう思いながら俺は深い深い眠りについた。
来世は争いの無い世界に生まれますように…。
5/21/2023, 1:55:00 PM