まだ起きていたのか。読めとは言ったが、睡眠を削れと言った覚えはないぞ。… きりの良い所まで?駄目だ。此方に寄越しなさい。私に布団を敷かせるのはお前くらいのものだ。それは良いが、薦めた本のせいで独り寝を強いられては堪らん。————フッ…こら、暴れるな。灯りが消えても私にはお前の裾が見えているぞ。つれなくされた分、精々夢で機嫌を取って貰うとしようか。… おやすみ。【ページをめくる】
9/2/2025, 2:44:01 PM