るに

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いつかここにあるはずの
未来の記憶。
それは本当にそうなるのか
曖昧で確定していない物事。
白い紙をハサミで切っていただけなのに
紙で指が切れるかもしれない。
はらりと落ちてきた髪の毛が紙に重なって
髪が切れてしまうかもしれない。
ただ何もないかもしれない。
無限大にある可能性。
絶対その中のどれかに当てはまるから
私の目には
占いは当てずっぽうか、
グループ分けされた人の中で
当てはまる人、似た人のことを言うか、
そのどちらかに見える。
今この瞬間は持ってないが
あと何秒、何時間、何年かしたらできる記憶。
未来の記憶。
わからないから面白いなんて
言うつもりはないけど
少なくともわかっていたら
面白くはない。
時に感情。
少しの揺らぎで
その後の未来の記憶を
大きく変えてしまう感情。
葬式で大笑いしてたら
白い目で見られるような感じ。
コントロールをしなきゃいけないもの。
抑えなきゃいけないもの。
抑えなきゃダメなもの。
宗教か何かのように
毎日口ずさんでいて
忘れたくても忘れられないこの事。
心臓がドクドク言っても鳴り止まない。
多分あの頃見ていた未来は
暗くて冷たくて
震えが止まらないものだった。
"Good Midnight!"
ねてもさめても
えぐれるような痛みは消えなかったが、
こうして未来の記憶は手に入れて
ここにいる訳だから
2年先も4年先も
いまと変わりませんように。
るーるに縛られた世界で
よなよなそう思うのだった。

2/12/2025, 1:39:52 PM