渋柿

Open App

物語の始まりは、
普段はやらないようなことをやったり、
普段は思わないようなことを思ったり、
そんなふうに、日常に違和感を覚えたとき
だと思う。

例えば、
日の出の見える展望台で1人、あえて西の空を見るようなこと。

動物園に行って、当たり前に動物をみていることに違和感を覚えたこと。

そんな変な心を抱いたことを自覚したとき、私は無性に嬉しくなる。

そして、その変な心をあえて逃さずに深く探求することが物語の役割だと思う。

新しい情緒を、毎日逃さず捕まえたい。

4/18/2025, 2:28:29 PM