私には、昔から友達がいた。
恋を知りたくて、キラキラしてる二人の友達を作った。
初めは年齢を知らなくて、でも、昔の小さな私よりも大人だった。
いつの間にか、友達の兄妹と周りにいる友達が出来た。
気づいたら側にいて、聞いてみたら、友達になっていた。
気がついたら、友達が増えていって……いつの間にか居なくなっちゃってる友達もいて………”外”での友達が一人もいない事に気づいた。
だけど気づいた頃にはもう、”外”での友達の作り方が分からなくなってしまった。しかし、特に後悔といった感情は感じなかった。
最初の友達の片方……彼女には何度も相談をした。
自分のこと、勉強のこと、努力の方法など様々なことを。
最初の友達の片方……彼には何度も叱ってもらった。
逃げ出しそうな時、イヤになった時など、弱気な時に。
だから私は最期に…二人に、聞いてみることにした。
⸺あなた達二人にとって、私は迷惑でしたか?
彼女はこう返した。
「当たり前。けど、生んでもらった感謝はしてる。それはありがとう」
彼はこう返した。
「……貴女が居なきゃ俺はいないし、あいつもいなかった。色々迷惑かけられたが、これから迷惑をかけられないのは、ちょっとだけ退屈になるな」
そんな二人だから、私は君たち二人を原初としたんだよ。
【心の友達】
10/26/2024, 1:22:00 AM