【静寂の中で】
若いころには時々あった、夜中にひとりで考える時間。
みんながそうであるように夜中って大抵ろくなこと考えない。
感情的になりすぎて抒情詩になっちゃったり、言葉に情熱を引っ張り出されちゃったり、照れ臭いほど大作になっちゃったりするんだけど、
その時間に、たまった膿を存分に出して、出し切って、心をととのえてたんだろうと今では思う。
今は、体内の水がうねるのをぐっと抑えこみながら、静かに考える。
違和感には、かならず付箋をつけておくといいよ。パンくずを落として歩くみたいにね。帰る時に迷わないためにね。
わたしは「わたしは」で生きていく。
ちゃんと、譲れない理由がある。
ほら、付箋が役にたった。ここが分岐点だ。
10/8/2025, 1:07:37 AM