「ずっとずーっと、一緒だからね。」
そう言って、小指と小指を絡め合う。
あなたと私は、いつも一緒だ。
登校する時も、教室でおしゃべりするのも、授業を受けるのも、トイレに行くのも、居眠りしちゃうのも、お弁当を食べるのも、ダイエットを始めるのも、挫折するのも、好きな人だって。
そう、いつも一緒。
いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
風になびく綺麗な黒髪も、小さい鼻も、大きな目も、長いまつ毛も、肌荒れのひとつだってない陶器のような肌も、小さい顔も、細くて白い首も、小さな手も、細い手足も、整った爪も、みんなに愛される性格も。
一緒、だったら良かったのに。
題_9_あなたがいたから
6/20/2024, 12:38:51 PM