初日の出のために早起きしたり寝ずに過ごし、テレビに映る大人たち。
感動しました、綺麗ですねと目を細める姿に、太陽ひとつでそんなに感動できるのかと子供ながらに思ったものだ。
朝とともにあるものなのにどうしてなんだろう?
同じく感嘆の声を漏らす親には聞けなかったけれど、そんな風に思ったことはよく憶えてる。
子供の頃は自分が大人になるなんて、頭ではわかってたつもりが何ひとつ実感がなかった。
来年は誰とどこで何をしているんだろう、どんな気持ちで日の出を見るのだろう。
何となく、今のように見過ごしてることの方が多いかもしれない。当たり前に宿る尊さに鈍感になっているのかな。
生きてる間はきっと、日の出は朝とともにある。
何百年何千年と幾千の時が過ぎても、ただただそこにいてほしい。
遠い未来で大地を照らし、命を育み、変わり続けていく星々を照らし続けてほしいと願う。
1/3/2024, 12:52:45 PM