fly me to the moon という歌ばかり聴いていた時期がある。たくさんの人がいろいろなアレンジで歌っている名曲。
いろいろなところで登場する歌だが、最も印象強いのは「BAYONETTA」というゲーム中で使われたアレンジだ。残念なことに、現在入手できるサントラには収録されていない。YouTube では聴けるんだけどね。
“in another word” と前置きして、I love you と歌われる。さいごにはっきり言っちゃうのだ。
言葉を媒介にするしかないなら、直截的な表現が必要になってしまう。
何の媒介も要せずこころが伝わることってあるんだろうか。大前提として、こころのどこか深いところがつながっている必要がある、よね…?
…と、ここまで考えたら「鳥が先か卵が先か」になりそうな気がした。大切なのはそこじゃない多分。
ところで、love という言葉は国や文脈、立場によっていろいろに使われる。I love の続きが慣用句的に「you」に連想されやすいのも日本ならではかもしれない。「これは愛だー!」とか、「love なのよッ、love!」という表現が、日本では独特のニュアンスを広く包含しているのは確かだと思う。「あいらぶわんこ」「あいらぶにゃんこ」「あいらぶメシ!」などなどの言い方が、フツーに通じる。依存的な意味だろうが、暑苦しいニュアンスだろうが、おバカっぽかろうが、意外なくらい誤解少なく通じる。稀有なところよね…
1/29/2024, 4:09:36 PM