テーマ『スマイル』
外でいつも笑顔の祖母が、食卓で知り合いの批判をこぼした時
笑顔は、防壁だったのだと気づいた
うまく周囲とやるために、世の中を渡っていくために
笑顔は必ずしも、幸せの象徴じゃない
いつも笑顔を浮かべている人は
自分が本心で笑う瞬間が分からなくなるんじゃないか
無愛想だって、無表情でいたっていいのだと
ふと、無愛想な人を横目に考える
祖母が愛想笑いを浮かべることを
非難したいわけじゃない
ただ、笑っているから平気だとは限らないんだなと思った
無理やり張り付けた仮面の下で、血の涙を流してる人だっているはずだ
それは本人にしかわからないことだし
他の誰にも、完全に理解することはできないけれど
笑ってる人を見るときは、『どっちかな』って
考えるようになったかもしれない
2/8/2024, 11:53:24 AM