眠りにつく前に眠りについて考える
数年前の記事で生物は起きている状態よりも眠っていることの方がデフォルトであるという言説を見たことがある
信憑性は定かではないが感覚としてその言説に共感した
起きていることが異常事態と捉える感覚
物言わぬ貝のような状態が普通であるというイメージ
意識を獲得するよりも以前の静的なイメージ
眠りにつく前にそう想像する
何かを常に捉える意識がある前の状態を意識する
その矛盾的な意識が何かに溶け込む感覚を与える
個体以前の未分類の身体をイメージする
枠のない枠のような矛盾した身体を
眠りの形而上学
どこかへ還るように私は眠る
11/2/2023, 11:26:32 PM