突然の別れ
僕が病院に駆けつけた時には君の顔には
白布が掛けられていた。
まだ仄かに暖かい君の体温この体温が
徐々に冷たくなって行くのが信じられ
無かった。
昨日別れた時の君の笑顔がまさか最期に
なるなんて予想出来る訳無いだろう
眠っているかの様な君の寝顔が
もう二度と起き上がら無い死に顔だなんて
そんな事思いたく無かった。
突然の事に涙も出なかった。
ただ君の白い肌を撫でいつまでも君の体温をこの世に留め様と必死に自分の手を
動かし君の肌を摩っていた事に僕が
気づくのは、しばらく立った後の事だった。....
5/19/2024, 11:33:06 AM